昨年、「Panasonic LUMIX DMC-GH2」にて、自主短編映画の撮影を行った際、どうしてもローアングルからのカットを撮影したくて入手したのが、このマンフロット製「POCKET三脚L
」。
本来の使い方としては、カメラに付けっぱなしにしておいて、必要な時に脚を広げ三脚として使用するものですが、映画の撮影の際は、カメラをデカイ三脚に乗せたり、クレーンを使用したり、車内の撮影シーンでは窓へ吸盤で貼り付けてセットしたりと、カット毎に固定方法が異なるので、カメラには付けっぱなしにせず、ある意味、本当に「ローアングル」、この1カットのためだけに購入したようなもんです…。(^_^;)
まあ、カバンの中に入れていてもコンパクトなので邪魔になるものでは有りませんし、今後も同じようなシチュエーションがあったら、また使用出来ますので、持ってて損は無いです!(^^)v
ローアングルの撮影って、地面や床に直接カメラを置いたりするのですが、そうすると当然、地面や床は水平ですし、カメラの底も水平なので、画的には水平線がほぼ真ん中、下半分が地面、上半分が空になってしまいます。
それで良い場合や、その画が狙いであれば問題ないのですが、普通は少しカメラをアオッた状態、つまり空の配分を多くするシチェーションでの撮影が多いかと思います。そんな時は、カメラの下に物を挟んだりして、コインだったり、ライターやタバコの箱、バッテリーとかを置いて角度を調整しますが、意外と挟んだものとカメラが滑って固定が難しかったり、「ココ」って角度には、まずならないものです…。(>_<)
今回紹介している「POCKET三脚L」。存在は以前から知っていたのですが、今までの自分の撮影スタイルでは、割りとデカイビデオカメラを使用することが多くて「面白い製品だけど、こんなの使えないよなぁ〜」と思っていたのですが、「Panasonic LUMIX DMC-GH2
」のような、最近の動画を撮れるデジタル一眼カメラだと便利に使えちゃいますので、今回の自主短編映画で、ローアングルの撮影が必要になった時に「もうこれしかない!」と思って、即買してしまいました!(^_^;)
使ってみると思ったよりガッシリとした使い心地で、脚を任意の角度で広げても「Panasonic LUMIX DMC-GH2」クラスのカメラであれば最適で、全く問題なく保持してくれます。(o^^o)
何と言ってもここまでローアングルで被写体を狙えるって、他には無いです!地面へ直置き状態にほぼ近く、かつアオリの角度を調整出来ますから最高です!
もちろん、各脚の角度はバラバラに固定出来ますので、地面に微妙な角度がついていたり、多少デコボコのある地面などにも対応してくれます。
これ以上のローアングルを狙いとしたら、もう地面に穴を掘るしか無いでしょう…。(@_@)
一応、この製品のスペック的な耐荷重としては「1.5Kg」とありますので、フルサイズ一眼にズームレンズなどを取り付けた状態での使用は、重さ的に難しいかも知れません…。(^_^;)
デジタル一眼ではなくコンパクトカメラには、小さめサイズの「POCKET三脚S MP1-C01」があるようです!
●POCKET三脚L MP3-D01 – ポケットシリーズ | Manfrotto(メーカーサイト・新ブラウザ)
スペック
- 長さ:8.1 cm
- 幅:5.1 cm
- 自重:0.07 kg
- 全伸高:4.0 cm
- 最低高:1.0 cm
- 耐荷重:1.5 kg