でも、mp4形式で撮影するのに「30分縛り」が有るのをご存知ですか?
SDカードなどのメモリーやバッテリー残量にかかわらず、30分で録画が止まります。
詳しい理由は分からないのですが、どうやら欧州へ輸出する際の関税が絡んでいるようで、30分以上録画出来るものは「スチールカメラ」ではなく「ビデオカメラ」扱いとなり、関税高くなるというカラクリのようです。
「だったら、欧州版だけ30分縛りを掛ければ良いのに…。(>_<)」と思うのですが、何故か日本で出回っているスチールカメラも30分で止まってしまうのです...。 自分的には、mp4で30分以上撮影したものをiPadに取り込み、再生させたかったのですが、どうしたものかと悩んでいたところ、どうにか自分のやりたいことが出来そうな「Panasonic HX-WA30」を発見し、ポチりましたので紹介させて頂きます!(o^^o)
●Panasonic HX-WA30への道…。(^_^;)
「動画一眼最強カメラ」と称して、昨年(2013年)の2月に「Panasonic LUMIX DMC-GH3」を紹介させて頂きました。
このカメラ、基本的にはスチールカメラ、いわゆる写真(静止画)を撮影する一眼レフカメラなのですが、前機種の「LUMIX DMC-GH2」が、「動画も撮れる一眼カメラ」として、インディーズムービーなどを制作する一部の方たちから世界的規模で脚光を浴び、中にはより良い画質で撮影出来るようにとファームウェアをハックする強者まで出たという伝説のカメラでした。(あ、いまも発売されています…。)
そんなこんなの熱いユーザー達のやりとりを見たかどうかは分かりませんが、満を持してPanasonicが世に送り出した後継機種が「LUMIX DMC-GH3」なのです。
ちなみに何故Lumixシリーズが、その手の方々に人気かと言うと、コスト的に安く済むうえに、適度なボケ味が楽しめるからです。
マイクロフォーサーズと言う規格で作られているカメラ本体・レンズなどは、某メーカーのマークなんとかと比べると、多分、半分ほどで済むかと思います…。(^_^;)
で、自分も短編映画などを仲間内で撮影したりするものですから、ごく自然にGH2からGH3へアップグレードをした訳ですが、本業でダンス発表会などの撮影をしていて、本番終了後の打ち上げに呼ばれたりすることもあり、「ん?だったら引き映像だけでも打ち上げ時にみんなに魅せることが出来れば面白いかも?」なんて思ったのが始まりで…。
1.) TVモニターが無い打ち上げ会場などを想定し、だったらiPadで見せれば良いのでは?
2.) iPadに取り込むにはmp4形式の動画でなければならないらしい。
3.) GH3にてテストでmp4収録後、iPadへ取り込み・再生…。おおお!出来た!
4.) GH3の仕様などを再確認。ん?30分縛り?んじゃダメじゃん…。(>_<)
映画の撮影では、mp4ではなく、movやAVCHDなどの形式を使い、これらの形式だと30分縛りが無いのですが、今回はmp4でなければならず、発表会本番中は撮影に集中したいので、30分タイマーで縛られるのは辛いし...。
本業用のカメラを打ち上げ会場に持ち込んで、それで再生するとしても、モニターまで持ち込む訳にもいかず、その会場にモニターが有るとは限らないし、録画形式もmp4ではないですし、その前に取り込み前の素材データは、なるべく弄りたくないですし...。
どうしたのかと、半年くらい悩んで見つけたのが「Panasonic HX-WA30」です。
[caption id="attachment_1459" align="alignright" width="200"] Panasonic HX-WA30・上側[/caption]民生用のビデオカメラって、AVCHD形式で録画するものが多いのですが、何故かこの「HX-WA30」はmp4形式のみ!何という割り切り感!
mp4って、iPhoneやiPadに取り込めたり、Youtubeへアップしやすい形式だったりしますので、恐らくこのカメラ「HX-WA30」の方向性としては、そんな用途で使うユーザーをターゲットとしているからでしょう。
もちろんビデオカメラなので、30分縛り無し!
これで、自分の「やりたいこと」が出来るようになりました!(^^)v
購入した動機は他にもあり、防水10m、耐低温-10℃。耐衝撃1.5m、防塵などのタフネスさも有りつつ、軽量コンパクトで、今流行りのWi-Fiも対応しているだけではなく、このカメラってビデオカメラとしては比較的安価で、自分の購入価格は「27,500円」!
一応自分もダイバーだったり、スキーヤーだったり、オフロードバイクを乗っていたりと、すべてについて過去形ですが、そんなアウトドア・スポーツに最適な1台ですよね!(^_^;)
●あのSanyo Xacti(ザクティ)の正統派進化系!?
最近、自分がプライベートレベルで使うデジモノが、なんかPanasonicが独占するようになりました…。
スチール・映画撮影用の「LUMIX DMC-GH3」。
スナップ撮影用の「LUMIX DMC-TZ30」。
mp4収録用の「HX-WA30」。
これで、何かを使い回せれば良いのですが、Panasonicってバッテリー一つとっても機種ごとで違ったりするので、充電器も機種分だけ必要だったりします…。(^_^;)
話しがそれましたが、今回紹介している「HX-WA30」。
この独特の縦型(ガングリップタイプ)の撮影スタイル、どこかで見覚えの有る方も居られるのではないでしょうか?
そうです。このカメラは、あの「Sanyo Xacti(ザクティ)」シリーズの末裔です!
「Sanyo Xacti(ザクティ)」の末裔がPanasonicから発売されるようになった経緯はWikipediaでも見てください。
「デジタルカメラ」でも「ムービーカメラ」でもなく、「デジタルムービーカメラ」なんですね!(o^^o)「Sanyo Xacti(ザクティ)」って、機能の割には割安感の合ったビデオカメラですし、アウトドア系の打ち出し感が嫌いではなかったですから、昔から気にはなっていたのですが、いかんせん「これだ!」っていう決め手に掛けていましたので、食指が動かなかったのですが、まさかこんな形で購入することになるとは…。(^_^;)
実際に手にとってみると、縦型(ガングリップタイプ)、「ん〜、微妙…。」ですが、一般的な横型ビデオカメラだと、片手での撮影の場合、右手甲のベルトで支えるのに対し、縦型は手のひらで包み込む感じなので、ブレにくいかと思います。
横型の場合、ブレを抑えるため、大抵の方は左手で液晶部分を支えるから、結局両手が塞がってしまいますし、縦型が嫌いでなければ、この「デジタルムービーカメラ」も有りかと思います!
業務用のカメラを使っていると、民生用のズームレバーの操作に関しては、縦も横もやりにくいです…。(>_<) このカメラの良い点としては、短い方の焦点距離が35mm換算で28mmと広角だと言うこと。狭い部屋などで撮影する場合は、このくらいの広角さは欲しいところです。 このカメラの唯一の欠点は、ボディーの小ささから来るバッテリーのサイズで、どうしても大きく出来ず容量が小さいため、カタログ値で実働時間が45分と短いことでしょうか...。 まあ、バッテリーが小さいということは、予備を持つのも小さくて済みます!Amazonにて互換バッテリーが格安で出てますので、複数個持てば問題無いかと思います。自分は4ケ購入しました。 ちなみに先の発表会などは、マイクロUSB端子からiPhone用のモバイルバッテリーを使って電源を供給しますので、問題無いです!(^^)v 皆さんも、海や山へ、デジタルムービーカメラを持ちだして、動画を楽しんで見ませんか?(o^^o)